「なんでこんなに汗かくの…」と悩んでいるあなたへ。実は、汗ってとても大切な働きをしているんです。この記事では、汗が出るしくみやその役割を、できるだけわかりやすく、親しみやすく解説します!
汗の役割とは?体温調節だけじゃない!
汗の一番有名な役割は「体温を下げること」です。暑いときや運動した後に汗が出るのは、体温を一定に保つため。汗が蒸発するときに体の熱を奪ってくれるので、オーバーヒートを防いでくれます。

汗が蒸発することで、体の熱が外に逃げる
でも実は、それだけじゃありません。汗にはこんな役割もあるんです:
- 皮膚の保湿・保護
- 皮膚のpHバランスの調整
- 体内の老廃物の排出(わずかですが)
汗腺には2種類ある!エクリン腺とアポクリン腺の違い
汗を出す「汗腺(かんせん)」には2つのタイプがあります。それが「エクリン腺」と「アポクリン腺」です。

エクリン腺は全身に、アポクリン腺は限られた場所に分布
エクリン腺:体温調節の主役
全身に分布し、特に手のひら・足の裏・額などに多いのが「エクリン腺」。ここから出る汗は99%が水分で、基本的にニオイはしません。体温調節に大きく関わるのはこちらです。
アポクリン腺:ニオイと深く関係
一方、脇の下や陰部など限られた部分にあるのが「アポクリン腺」。ここから出る汗は、たんぱく質や脂質が含まれ、雑菌と混ざることでニオイを発します。いわゆる「ワキガ」と深く関係しています。
汗はなぜ出る?3つの発汗タイプ
汗が出る理由はひとつではありません。実は3つのタイプに分けられます。
- 温熱性発汗:暑さや運動による汗。体温を下げるために出る。
- 精神性発汗:緊張やストレスで出る汗。手のひら・足の裏などに多い。
- 味覚性発汗:辛いものを食べたときなどに出る汗。顔・頭などにかきやすい。

汗は気温だけでなく、感情や食べ物でも出る!
まとめ:汗は敵じゃない。うまく付き合おう!
汗=嫌なもの、と思われがちですが、実は私たちの体にとってはとても大事な存在。自分の汗がどんな理由で出ているのか、どの汗腺が関係しているのかを知るだけで、少しだけ気が楽になるかもしれませんね。
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