手汗や足汗に悩むあなたへ|イオントフォレーシスとボトックス注射ってどんな治療?
「手汗でスマホが反応しない」「足汗で靴が蒸れてにおいが気になる」——そんな日常のちょっとしたストレス、ありますよね。私も手汗に長年悩まされてきた1人です。
でも、最近では医療機関での治療も少しずつ身近になってきています。その中でもよく名前を聞くのが、イオントフォレーシス治療とボトックス注射。今回は、それぞれの特徴やメリット・注意点などをわかりやすくお伝えします。
イオントフォレーシス治療とは?

イオントフォレーシスは、水を使って電気を流す治療法です。聞くとちょっと怖いかもしれませんが、実際はとてもシンプルで痛みもほとんどありません。
治療では、専用の機械に手や足を水に浸けて、微弱な電流を数分間流します。これを週に数回、継続して行うことで汗腺の働きを一時的に抑える効果があります。
<メリット>
✔ 自宅でも続けられる(家庭用機器あり)
✔ 副作用が少なく、低リスク
✔ 小中学生〜大人まで幅広く対応可能
<デメリット>
⚠ 継続しないと効果が薄れる
⚠ 毎回の手間がかかる(週2〜3回が目安)
⚠ 金属アレルギーがある人はNGの場合も
ボトックス注射とは?

「ボトックス=美容整形」というイメージがあるかもしれませんが、実は汗を抑える治療法としても有名です。
ボツリヌス菌から作られるたんぱく質を、汗をかく部分に注射することで神経の伝達をブロックし、発汗を抑制します。
<メリット>
✔ 効果が高く、即効性あり(数日〜1週間で実感)
✔ 汗をかく量が明らかに減る
✔ 多汗症の保険適用も可能(手のひらなど)
<デメリット>
⚠ 効果は約4〜6か月と一時的
⚠ 注射に伴う痛みや内出血のリスクあり
⚠ 保険適用でない部位は費用が高い場合も
まとめ|自分に合った治療を選ぼう
イオントフォレーシスとボトックス、どちらも医学的に効果が認められている多汗症の治療法です。
「定期的でも自宅で気軽に続けたい」ならイオントフォレーシス。
「一時的でもしっかり汗を止めたい」ならボトックスがおすすめです。
どちらの方法も、皮膚科や美容皮膚科で相談できます。症状の程度や生活スタイルに合わせて、あなたに合った選択をしてみてくださいね。
※この記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりではありません。詳しくは医療機関にご相談ください。
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