「なんだか最近、汗っかきになった気がする…」そんな風に感じているあなた。実はその汗、食べ物が原因かもしれません。
毎日の食生活が発汗に与える影響は意外と大きいんです。今回は、発汗を促す食べ物と抑える食べ物を分かりやすくご紹介します。
発汗を促す食べ物
汗をかきやすくする食べ物にはいくつか特徴があります。たとえば「体を温める」「刺激が強い」といった性質を持っているものです。
1. 辛い料理(カプサイシン)
唐辛子やキムチ、カレーなどに含まれる「カプサイシン」は、体温を一時的に上げ、汗をどっとかかせる成分。
ダイエット中に「辛い物で代謝アップ」といわれるのもこの作用があるからです。

辛い物を食べると一気に汗が出ます
2. カフェイン・アルコール
コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどのカフェイン、そしてビールやワインなどのアルコールも発汗を促す要因です。
交感神経を刺激し、体を興奮状態にすることで汗が出やすくなります。

アルコールやカフェインは発汗を加速させます
3. 高タンパクな食品
お肉や卵などの高タンパク食品は、消化にエネルギーを使うため「食事誘発性熱産生」により体温が上がりやすくなります。
特に、夏場にお肉をたくさん食べたあとに汗が止まらない経験、ありませんか?
発汗を抑える食べ物
一方で、汗の量を穏やかにしてくれる食べ物もあります。体を冷やしたり、自律神経を整える働きがあるものがポイントです。
1. 瓜類の野菜
きゅうりやスイカ、冬瓜などは、体の熱を逃がす「クーリング効果」があり、暑い季節にぴったりの食材です。
特にスイカは水分・ミネラルも豊富で、脱水防止にも一役買ってくれます。

体の熱を下げる瓜類野菜は夏の味方
2. 大豆製品(イソフラボン)
納豆・豆腐・豆乳に含まれるイソフラボンは、自律神経のバランスを整えることで発汗のコントロールに役立ちます。
更年期のホットフラッシュ対策としても注目されている栄養素です。
3. ハーブティー
ペパーミントやカモミールティーは、心を落ち着かせ、交感神経の働きを緩やかにする効果があります。
夜寝る前の一杯で、寝汗対策にもおすすめです。

リラックス効果が汗のコントロールにつながります
まとめ|汗対策には「食」が大事!
汗は体の大切な機能。でも、コントロールできたらもっと快適に過ごせますよね。
今回ご紹介したような食材を意識して取り入れることで、汗の量を無理なく整えていくことができます。
まずは1日1品、意識して食事に取り入れてみてくださいね。
運動と汗の関係については、こちらの記事をご覧ください。
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